ロイズの板チョコレートは、こだわりの素材で、シンプルな板チョコだからこそ感じることができる、深みのある味ととろけるような口どけで、根強いファンの多い人気商品です。
厚みあるチョコレートは、1枚1枚手で包装され、ロイズの第1号商品として、1985年に誕生しました。
今では、生チョコやポテトチップチョコレートで有名なロイズですが、すべては、この板チョコレートが始まりのわけですね。
とはいえ、
・オーソドックスなものだから、ロイズのじゃなくても…
・ずっと気になってはいたものの、なんとなく想像できる味かな…と思って買わなかったですが…
と、食べたことがないという人も多いのではないのでしょうか。
しかし、
・市販の板チョコとは別物です。
・今回初めて購入しましたが、ひとかけ食べた瞬間、うま!となりました。
と、好評となっています。
また、
・ロイズはお高いから、板チョコで我慢のつもりだったけど、それ以上に満足度は高かったです。
という口コミもあり、妥協で買ったつもりが、思った以上だったという意見は印象的でした。
そして、ロイズの板チョコの評価としては、
・市販の板チョコとは別物です。
・ロイズのを食べてしまうと他のは食べられません。
・今まで食べた板チョコの中ではNo.1です。
という意見が多くみられました。
特に、
・大きさ、ボリューム感、おいしさ、全てにおいて満足のお品です。
とのことで、市販のものとはくらべものにならないようです。
さて、市販のチョコレートとは、何が違うか原材料からみてみましょう。
一般的な板チョコチョコレートといえば、明治のミルクチョコレートとロッテのガーナミルクを思い出す人が多いでしょうが、それぞれの原材料は以下のとおりとなっています。
原材料は、
【明治のミルクチョコレート】
砂糖、カカオマス、全粉乳、ココアバター、レシチン、香料
【ロッテのガーナミルク】
砂糖、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂、乳化剤(大豆由来)香料
【ロイズ 板チョコレート ミルク】
砂糖、ココアバター、カカオマス、全粉乳、乳化剤(大豆由来)、香料
となっています。
実は、このように原材料だけ見ると、ロッテでは、植物油脂が使われているだけで、基本的な素材は同じです。
なお、植物油脂は、毒性の強い溶剤を使用して製造されていたり、動脈硬化などによる心疾患リスクを高めるトランス脂肪酸を含んでいるため、避けたほうがよいとされています。
ですので、その点では、やはり、ロイズは優秀ですが、意外と、明治のミルクチョコレートも優秀なんですよね。
ちなみに、明治、ロッテ、ロイズにも使われている香料ですが、天然香料は600種類、合成香料は150種類もあるともいわれており、中には危険なものもありますが、どれが使われているかわからないため、不安も残りますが、
明治のミルクチョコレートに使用されている香料は、バニラ香料のみということで、安全性に問題はありません。
しかも、原材料的には、主にカカオから圧搾して作る、いわるゆるカカオ豆の脂肪分であるココアバターよりも、カカオマスのほうが品質が高く、カカオ含有量の多いものを選ぶほうがよいということがありますので、原材料のみ見ると、ロイズよりも明治のほうがよさそうに見えます。
ロイズでは、ココアバターを使うことによって、チョコレートのなめらかさや口どけのよさを実現していますが、ロイズ特有のあの口どけのよさは、明治よりもカカオマスに対して多くのココアバターを使うことによって、実現しているといえるでしょう。
なお、植物油脂をチョコレートに加えることによっても、なめらかさを出すことができますので、ロッテでは、ココアバターとともに植物油脂を使うことによって、コスト削減もしているといえます。
また、コスパ的にも、
・明治ミルクチョコレート 50g 約100円 2円/g
・ロイズ板チョコレート ミルク 125g 432円(税込) 3.456円/g
と明治のほうがよいですね。
実際、
・他のチョコレートと特別な違いは感じれませんでした。
と口コミしている人もいます。
ただ、ロイズでは、2014年に、南米・コロンビアにカカオの自社農園を設立したり、それぞれのチョコレートにあった、様々な産地や種類のカカオを使用したりと素材にこだわっていたり、また、製造工程を工夫したりしています。
特に、口溶けに関しては定評があり、味に違いがないといった人も、
・口溶けは良かったです。
と、その点は高く評価しています。
また、、パッケージなどにおいても評価が高く、
・パッケージのデザインも好きです
・パッケージもシンプルかわいいので、ちょっとしたお礼にも使えます
と、市販のチョコレートにないデザインが好評です。
また、そのブランド力から、板チョコながら、義理チョコとして渡している人もいるほどです。
ロイズの板チョコレートは、そういった点でも評価が高いのでしょう。
さて、ロイズのチョコレートの真骨頂は、ここからです。
ロイズで、一番人気の板チョコレートといえば、アーモンド入りのものですが、こちらもまた、市販で一番人気の明治アーモンドチョコレートと比較してみましょう。
それぞれの原材料は、
【明治アーモンドチョコレート】
砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖、還元水あめ/レシチン、香料、光沢剤
【ロイズの板チョコレートアーモンド入り】
砂糖、アーモンド、ココアバター、全粉乳、カカオマス、乳化剤(大豆由来)、香料
となっています。
明治のアーモンドチョコレートでは、植物油脂が使われています。さらに、板チョコではないのもあって、光沢剤も使用されています。
今回は、ロイズに軍配が上がりましたね。
また、コスパ的には、
・明治アーモンドチョコレート 88g 約200円 2.27円/g
・ロイズ板チョコレート アーモンド入り 120g 486円(税込) 4.05円/g
となっています。
ただ、明治では、アーモンドにチョコレートをまとっているのに対し、ロイズでは、アーモンドが板チョコにごろごろと入っており、その食感や食べ応えは、類を見ないと好評です。
そして、アーモンド入りと同じく人気が高いのが、ラムレーズです。
こちらは、口コミで、市販品よりも断然おいしいと評価が高くなっています。
ラムレーズンのチョコレートで一番売れているのは、ロッテ ラミーです。
それぞれの原材料は、
【ロッテ ラミー】
砂糖、全粉乳、ラムレーズン、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖、生クリーム、乳等を主要原料とする食品(卵を含む)、洋酒/ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、酒精、香料
【ロイズの板チョコレートラムレーズン】
砂糖、ココアバター、レーズン、全粉乳、カカオマス、洋酒、乳化剤(大豆由来)、香料
となっています。
ロッテ ラミーでは、植物油脂が使われています。
今回も、ロイズでは、植物油脂は使用していないので、評価が上ですね。
また、コスパ的には、
・ロッテ ラミー 90g 約200円 2.22円/g
・ロイズ板チョコレート ラムレーズン 125g 432円(税込) 3.45円/g
となっています。
こちらは、特にラムレーズン好きの方によく購入されているのですが、
・いろいろなレーズン系チョコの中で、これに勝るものはありません!
と、絶賛されています。
ただ、好みの問題もあるかと思いますが、
・ミルクチョコがなめらかでおいしいですが、ラムレーズン部分は非常にあっさりしていて、ラミーほどの濃厚感、洋酒感はないので、個人的には少々物足りない
という人も見られました。
というのも、
・ロッテ ラミー 洋酒使用 アルコール分3.7%使用
・ロイズ板チョコレート ラムレーズン アルコール度数 1.7%
と、アルコール度数がロイズでは、ラミーよりも少なくなっているため、洋酒感が感じられないということでしょう。
ただ、お子様やアルコールが苦手な人、また、運転を控えているときなどは、ロイズのほうがより安心といえます。
また、ロッテラミーは、10月頃から2月頃までの冬季期間限定販売となっていますが、ロイズでは通年商品となっていますので、食べたいときにいつでも食べられるのはうれしいですね。
このように、市販にもよくある板チョコレートということで、市販のものとも比べてみた結果、
・ロイズのミルクは明治のミクルチョコレートと素材的には変わりなく、ロイズはより滑らかであるこというこが特徴。コスパ的には、明治ミルクチョコレートもありだが、ロイズというブランド、パッケージに価値を見出せるなら、ロイズもあり。
・アーモンド入りやラムレーズンでは、市販のものでは植物油脂が使われているので、ロイズのほうが安心
と、いうことになりましたが、では、ロイズの板チョコレートの中ではどうでしょう。
ロイズの板チョコレートは、現在通常商品として、8種類をラインナップしています。
板チョコレート[ミルク]
板チョコレート[アーモンド入り]
板チョコレート[アーモンド入りビター]
板チョコレート[ラムレーズン]
板チョコレート[ホワイト]
板チョコレート[クリーミーミルク]
板チョコレート[ブラック]
板チョコレート[カカオニブ入り]
まず、この中でどの味が人気なのでしょう。
先にもお伝えしたように、この中で、一番定番で人気商品なのがミルクとなっています。
一番定番人気のミルク
そして、口コミで根強い人気なのがアーモンド入りで、また、おすすめとなっているのがラムレーズンで、これも、先に紹介したものです。
口コミで一番人気のアーモンド入り
おすすめのラムレーズン
なお、根強い人気のアーモンド入りには、通常のミルクチョコレートのアーモンド入りと、ビターチョコレートのアーモンド入りとありますが、アーモンドは、ビターより普通のミルクチョコレートのほうのアーモンドのほうがおいしいという人もみられましたが、原材料的には、ビターのほうがおすすめです。
【アーモンド入りビター】
カカオマス、砂糖、アーモンド、ココアバター、乳化剤(大豆由来)、香料
【アーモンド入り】
砂糖、アーモンド、ココアバター、全粉乳、カカオマス、乳化剤(大豆由来)、香料
原材料的におすすめのアーモンド入りビター
ビターのほうが砂糖の量も少なく、カカオマスとココアバターの配合も、ビターのほうが、カカオマスが多めとなっています。
また、一番シンプルな材料で作られていて、安全性が高いのが、ブラックです。
【ブラック】
カカオマス、砂糖、ココアバター、乳化剤(大豆由来)、香料
一番安全性の高いブラック
また、ホワイトとクリーミーミルクでは、カカオマスが使用されているクリーミーミルクに軍配があがりそうですね。
【ホワイト】
ココアバター、全粉乳、砂糖、乳化剤(大豆由来)、香料
【クリーミーミルク】
ココアバター、砂糖、全粉乳、カカオマス、乳化剤(大豆由来)、香料
特に特徴のないホワイト
ホワイトよりはクリーミーミルク
そして、一番おすすめできないのが、カカオニブ入りです。
おすすめできないカカオニブ
【カカオニブ入り】
カカオマス、キャンディングカカオニブ(カカオニブ、砂糖、植物油脂、水あめ)、砂糖、ココアバター、バニラビーンズ、ソルビトール、乳化剤
カカオニブ入りでは、ロイズの中で唯一、植物油脂が使われています。
ただ、唯一、香料が使われていないのもカカオニブ入りなので、その点は評価できる点です。
カカオニブ入りなら、ベネズエラ産カカオ豆を使用したカカオ分70%以上のハイカカオチョコレートを使用していますし、カカオの香りをダイレクトに楽しむことができるでしょう。
また、ロイズの板チョコレートは、味によって、グラム数と値段が違います。
【ミルク】 125g 432円
【アーモンド入り】 120g 486円
【アーモンド入りビター】 120g 486円
【ラムレーズン】 125g 432円
【ホワイト】 110g 432円
【クリーミーミルク】 115g 432円
【ブラック】 130g 432円
【カカオニブ入り】 120g 562円
このようにみると、ブラックが一番容量が多くお得といえ、やはり、ロイズの板チョコレートの中では、一番おすすめといえそうですし、一番高いのはカカオニブで、この点でもやはり一番おすすめできません。
一番容量多く安いのブラック
一番値段でお得じゃないカカオニブ
そして、アーモンドはやはり値段が高い分お得度は低いですが、アーモンドそのものの値段を考えると、コスパはいい方かもしれません。
コスパがいいアーモンド
また、何か入ったという意味では、アーモンドよりもラムレーズンのほうが、お得度は高く、コスパはいいですね。
安くてコスパもいいラムレーズン
そして、買うのに迷う、ミルク、ホワイト、クリーミーミルクでは、お得度的には、ミルク、クリーミーミルク、ホワイトとお得となっているようです。
甘い系なら、おすすめ順に、1.ミルク、2.クリーミーミルク、3.ホワイト
ちなみに、気になる板チョコレートのカロリーは以下のとおりで、ラムレーズンが一番ヘルシーですね。
【ミルク】 756Kcal/1枚
【アーモンド入り】 738Kcal/1枚
【アーモンド入りビター】 709Kcal/1枚
【ラムレーズン】 656Kcal/1枚
【ホワイト】 690Kcal/1枚
【クリーミーミルク】 720Kcal/1枚
【ブラック】 789Kcal/1枚
【カカオニブ入り】 740Kcal/1枚
一番カロリーの低いラムレーズン
また、期間限定で発売されている板チョコレートで、好評となっているのが、コニャックレーズンです。
【ROYCE’】ロイズ 板チョコレート[コニャックレーズン]
ヘネシーのVSOPを使用しており、赤いパッケージに金文字というところも高級感が漂っていますね。
また、シャンパン「ピエール ミニョン」とブランデー「マール・ド・シャンパーニュ」に漬け込んだレーズンを使用したシャンパンレーズンもあり、こちらのグリーンの箱も印象的ですね。
ほかにも、
ピスタチオ
焼きリンゴ
なども人気となっているようです。
なお、ピスタチオだけは、ピスタッキオ チョッコラートといい、板チョコといっても、容量はわずか45gと小さく、パッケージもおしゃれになっており、今までの板チョコレートとは少し別物で、まさに別格といえそうです。
バレンタイン時期に販売されているようですね。
また、焼きリンゴは、
【ROYCE’】ロイズ 板チョコレートターフェルショコラーデ 焼きりんご
ドイツのクリスマスマーケットで多くの人に親しまれている「焼きりんご」をイメージしたものとなっています。
また、赤いパッケージの焼きりんごもあるようですが、こちらも同じく、ドイツの焼きりんごをイメージしています。
ただ、ドイツ語で“板チョコレート”の意味する、ターフェルショコラーデの焼きりんごのほうは、グリューワイン・カルヴァドス・シナモン・クローブに漬け込んだ「焼いたりんご」と「焼いていないりんご」、2タイプの国産りんごを、すっきりとした甘さのミルクチョコレートで包み、
普通の赤のパッケージのほうの通常の焼リンゴは、グリューワインとアップルブランデー「カルヴァドス ブラー XO」に付け込んだりんごを使用しています。
どちらもクリスマスシーズンのもののようで、発売年が違ったのかどちらも同時に発売していたのかまではわかりませんでした。
また、3/14~5/7の春限定としては、
板チョコレート[さくらベリー(チェリー&アーモンド)] \594
まろやかなホワイトチョコレートに、ストロベリーパウダー、桜の葉のパウダーを入れて、ドライチェリーとアーモンドを、たっぷりと散りばめまして、ひと口ごとに香ばしさや甘酸っぱい果実味が広がる甘酸っぱくてさわやかな春色の板チョコレートや、
糖蜜のオリーブグラッセとポルトガル産アーモンドを、ミルクチョコレートに散りばめ、オリーブ独特の香りやフルーティでまろやかな甘みや食感が楽しめる、
板チョコレート[アーモンド&オリーブ] \594
があります。
市販の板チョコ2枚以上分のずっしりと食べ応えのあるロイズの板チョコレートですが、気が付いたら1枚食べきっていたという人もいるようなので、気を付けたいところですね。